SSDのベンチマークってどんな負荷がかかるの?な話
システム用として購入したCrucialのP5 Plus。初のGen4 SSDということもありベンチマークを数回走らせていました。
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| 書き込みテスト中 |
使用時間4時間に対し読み込みが2000GB。書き込みが1000GB超え。
CrystalDiskMarkのテストによる書き込み量がどのくらいなのか少し調べてみましたが不明。
その他検討したいこともあり、ふたたびテストを実行してみました。
テストにおいては上部メニューからNVMeモードを選択しています。
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| 書き込みテスト後 |
だいたい200GBほど書き込み量が増えています。
この後CrystalDiskInfoのグラフからも確認しましたが、数字通りグラフは大きく上がっていました。
これでもこのSSDのTBW、300TBからすれば1%にも満たない数値なのでそこまで気にする数字ではないと思います。
しかし実際に数字を確認できて少し安堵できたかな、というところです。
Crucialのソフトから設定をしてみる
CrucialのソフトStorage Executiveをインストールし、気になっていた機能を試してみました。
Momentum Cacheという機能です。
この機能を有効にすると、Storage ExecutiveはDRAMの一部をMomentum Cacheに割り当てます。ブートドライブ(Crucial SSD)へのデータの書き込みが必要になるたびに、データは実際にはDRAMの一部に書き込まれるので、はるかに高速です。その後、データはSSDに瞬時に書き込まれ、永続的に保存されます。
RAMdiskといわれるものと似たようなものかと思います。
RAMdiskはその名の通りDRAM、メインメモリの一部をドライブとして使う仕組みで、キャッシュの保存先などをこれに設定することでCドライブの延命やPCの高速化に効果があったようです。
といっても今は高速なSSDがあるので高速化に関しては微妙そうですが…
余談ですが、上記Momentum Cacheを有効にした状態でRAMdiskを作成するとStorage Executive自体が起動できなくなりました。
この点からも両者は似たようなもの、と考えています。
ふたたびベンチマーク
Momentum Cacheを有効にした状態でCrystalDiskMarkでのテストを実行してみました。
読み込みの数値だけでもすでに凄まじい数字になっているのが分かるかと思います。
また、無効時のテストのときと比較しても低い温度のままになっています。
特に書き込みテスト前の数字1378GBがどう動くのかに注目していました。
テスト終了後、Momentum Cache無効時では200GB近く書き込み量が増えていましたが、有効時だと1384GBとわずか6GBの増加。
テスト結果の異常とも言えるハイスコアや温度も考えるとこれはメモリのテスト結果を出しているのだと思います。
SSDのベンチマークとしてはまったく意味のない数字になってしまうかとは思いますが…
しかし一方でMomentum CacheによるSSDの延命効果には期待できるかと思います。
RAMdiskとキャッシュファイルの移動には限界があるかと思いますが、その点Momentum Cacheであれば手軽に、広範囲をカバーしてくれそうです。
ただしデメリット…あるいは注意点もあります。
- 停電など突然のシャットダウンでのデータ消失の可能性
- メモリ容量の圧迫
データ消失を防ぐにはデスクトップPCであれば無停電電源装置の導入が推奨されていますが、私はもう割り切って何もしていません。
メモリに関しては32GBで持て余していたのでちょうど良かったくらいです。
まとめ
SSDのベンチマークは確かに寿命を短くします。
とはいっても今主流のSSDなら200TBWはあるので、そこまで神経質になることもないかとは思います。





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